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子育て

感染家族

うわぁ、ついにきたか。。。

息子が熱発した翌日、自分にも喉の痛みと倦怠感が出てきた。そーいや保育園でコロナ陽性が出たとか言ってたなぁ、念のためやってみるかと思い、勤務先から提供された検査キットを使ってみると、、、2本線。
偽陽性もありうると思いもう1回、、、やはり2本線。
完全アウトである。

あ、先週末手術した人のドレーン抜いてない。
外来何コマも空けるのは気が引ける。
当たっていた早番交代してもらおう。
また院長に負担かけてしまう。
みんなに菓子折り持ってお詫びしないといけないのだろうか。
・・・当初は仕事に関する罪悪感に苛まれた。
院内の感染対策担当者に一報し、10日間の自宅療養を命じられた。


息子は昼も夜も泣き続け、寝たと思ったらすぐ起きるの繰り返し。食事は拒否。風邪薬はイチゴやメープルで味付けされており、嫌がる。牛乳に混ぜてもバレて哺乳瓶を投げつける。坐薬を入れるのも大暴れ、残りわずかで一般薬局では売っていない。
妻のイライラが増していく。1歳そこらの子に何が言いたいのか求めるのは酷だ、などと言うのは火に油である。咽頭痛・咳・痰・頭痛・嘔気・倦怠感・鼻閉そして39度台の発熱・・・自分の症状も多彩で、3日間38度以上が続いた。翌日から妻も陽性となり、一家全滅が確定した。

牛乳さっき飲んだばかりだろ!
残念ながら外へは行けないんだ!
今は遊ぶ時間じゃない!
そんなところに登ったら危ないぞ!
なんでもかんでも投げるな!
痛い!頭叩くな!
・・・これは噂のイヤイヤ期か?妻と交互にイライラをぶつけては「ガウ!!」といって暴れる子に、なす術もなかった。ガウガウ期とも呼べる代物だ。

幸い、日に日に全員の症状は軽快し、1週間を過ぎようやく元に戻りつつある。小児科医の見解では、結局ヘルパンギーナにコロナが重なったようである。


ー家庭は子供の安全地帯にしなければならないー
平時に掲げた理想は、脆くも崩れ去った。学んだことは、睡眠は最優先するのがよいということだけだ。マリオカートを卒業することにした。夜は子が寝たタイミングで横になり、スマホは投げ捨てるに限る。
ここ数年で最悪の夏になったのは、間違いない。

ABOUT ME
子育て整形外科医
40歳代、1児の父である整形外科医が子育てに奮闘する話です。日々の生活を中心に、時に仕事の話を加えながら回想録やこだわりなどにも踏み込みます。 整形外科専門医、産業医の資格を持っています。 ※このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。