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子育て

よその子は早い

行きつけの床屋には赤ちゃんがいる。

前回散髪時は平らなベッドで寝ていた子が、今回は椅子に座っていた。聞けば生後9ヶ月くらいとのこと。たった2ヶ月で随分成長したもんだと驚きつつ、我が子における当時を思い返すと、息子はやっとつかまり立ちを始めたところだった。腕立て伏せのような格好をして下肢筋トレをしていたのが印象に残っている。その後まもなく歩き出し、どこにでも行けるようになった。個人差もあるだろうが、おそらく彼も似たような経過をたどるに違いない。ドアに指を挟んだり、高いところから落ちそうになったり、何度も転んだり、親としてはハラハラする場面が沢山出てくるだろう。毎日が闘いだ。当人にしかわからないドラマがある。

そう、他人には点でしか見られないから、その子の成長が早く感じるのだ。長年の謎がやっと解けた気がした。

ABOUT ME
子育て整形外科医
40歳代、1児の父である整形外科医が子育てに奮闘する話です。日々の生活を中心に、時に仕事の話を加えながら回想録やこだわりなどにも踏み込みます。 整形外科専門医、産業医の資格を持っています。 ※このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。