最近では春先に行われることも少なくないが、やはり秋のイベントな印象が強い。自分の育った地域は小さな田舎であり、保育所・小学校・住民運動会が合同で行われていた。保育所時代は忘れたが、小学生当時の自分はリレーや鼓笛パレード、応援合戦といった競技だけでなく、グランドで家族囲んで食べる弁当も格別に美味しかった記憶がある。
さて、先日、息子の保育園でも運動会があり、参加させていただいた。さすがに1歳児ではお馴染みの競技はなく、普段やっているお遊戯を披露するという名目だった。
狭い屋内で玄関側に保護者がいて、中央で園児が踊ったりしていた。母親も参加して段に登ったりトンネルをくぐったりすることもあった。私は終始動画撮影に専念した。1歳児・2歳児クラスしかないためわずか1時間で終了したが、このご時世もあり今回はなんと4年振りの開催だったという。
怪獣のような幼児たちを惹きつけて生活するだけでも大変なことであるが、このような会を開いてくれた保育士さんたちには感謝しかない。どんなに頑張っても自分には決してできそうにない仕事だ。
そして、家庭の外における我が子の姿を垣間見て、楽しむことができた。小さな世界で懸命に立ち振る舞い、誰よりも張り切って取り組む息子の姿が誇らしかった。我ながら親バカだと再認識した。
