息子は1歳半ばになり、ようやくアンパンマンに興味を示すようになった。それまでは話が複雑なのかすぐ離脱していたが、最近は1話を最後まで観ていることが多くなった。お気に入りは、ばいきんまんのようである。彼が出てくると「ば!ば!」と喜び、アンパンチを喰らい飛び去ると少し悲しそうな顔をする。
調べてみると、ばいきんまん好きな子はそれなりにいるらしい。全話観たわけではないが、彼が出てこない話はほとんどないと思われる。物語を面白くするのは、ライバルの暗躍によるものだろう。確かにモノを奪ったり変装して騙したりするのは子供の教育上よくないが、何度倒されても決して諦めず、次々と新しいメカを作る等努力を怠らず、懲りずに次の話でも悪事を働き、最後にはまた倒される。この強さは、大人になってからも見習いたいものである。
息子がそこまで考えているかはわからないが、安直に主役を選ばないのはひねくれた父親に似ているのかもしれない。
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