冬になってから、息子の寝起きが格段に悪くなった。朝起きて明かりをつけると泣き出す。まだ寝ていたいようだ。
そこで寝ていればいいだろう、と言えば明かりを消せと合図してくる。
朝だから起きよう、と言えば「朝、やなの。朝、バイバイ」と言って朝そのものを否定してくる。
聞くところによれば、息子が通っている保育園でのお昼寝は、橙色の光(電灯色というらしい)をつけながら行なっているとのこと(呼吸や生存確認のためとのこと)。リビングにはほとんど蛍光灯(昼白色というらしい)しかないため、別の部屋の明かり(温白色というらしい)でしばらく目を慣れさせてからリビングに戻るという作戦に出た。ちなみにテレビの光は嫌なようである。
時間が経てば自然に慣れてくるのだろうか、作戦の成否は日によって異なる。
朝の世界が嫌なら夜の世界で生きることも(夜勤とか)できるだろうが、夜は夜でツライことは、まだ知る由もない息子であった。